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- 入れ歯治療の流れ
補綴専門医による精密な入れ歯製作
入れ歯治療は単に歯を入れるだけではなく、患者様お一人ひとりのお口の状態に合わせた精密な工程を経て行われます。まえだ歯科クリニックでは、大学病院で培った補綴の専門知識と技術により、快適で機能的な入れ歯をご提供しています。
前処置(最も重要な工程)
入れ歯作りで一番大切なのは、実は型取りではありません。
綺麗に型を取るとか、綺麗に噛み合わせを取るということよりも、入れ歯を型取りする前の「前処置」がすごく大事だと考えています。
型を取る前にどういう形になるかを分かっておかないと作れません。入れ歯は歯周病治療も含めて、この準備段階をしっかりやることが重要です。
型取り(印象採得)
教科書通りの確実な方法で行います。
1回目
概形印象
設計を考えるようないわゆるデザインはどこまで入れ歯で覆うとかっていうのを考える型取りです。
一回目の型取りで模型を見て、どの歯にどの金具をかけるかといったことを決めていきます。
2回目
精密印象
技工士さんに出す精密な型取りです。
噛み合わせの記録(咬合採得)
精密印象と咬合採得は同時にできることもあるし、同時にできないこともあります。患者様によって、どれだけ今残っている歯で噛めているかに依存します。
試適(してき)
取った型取りと噛み合わせが正しかったかどうか確認の作業をします。そこで調整したら、もう最後は完成です。
理想的には、もうほぼ何も調整しなくてもスパッと入るぐらいにできたら一番と考えています。
完成・装着
前処置がしっかりできていれば、良い入れ歯を作ることができます。
技工士さんは信頼できる、安いところで早いところにお願いしています。
調整期間(治療後のフォロー)
「作った後、どうするか」を最重視しています。
例えば入れ歯を入れて、その入れ歯の調子がよくないとなったときには、患者様に対して誠実でありたいと考えています。
調整のスケジュール
装着後1週間後
基本的な調整
その後
痛みや不具合があればすぐに対応
2ヶ月間
新しいものに慣れるまで我慢していただく期間
咀嚼検査による客観的評価
調整が終わったら、グミのようなものを20秒間噛んでもらって、どれだけ粉砕されているかを数値化する咀嚼検査を行うこともあります。年配の方は気を遣って「痛くても痛くない」「噛めてなくても噛める」っていう人もいるから、客観的な数値で評価できるのは重要です。
保険診療中心の安心治療
当院では、初めからほとんど自費はおすすめしていません。
自費の見た目はいいのですが、患者様によっては噛むということに関して、保険の方がいい場合もあります。総合的に言うと保険で十分だと思います。ただし患者様のお口の状態をしっかり診察して最適な入れ歯をご提案させていただきます。
入れ歯は一生ものではありません
基本的に入れ歯は、一生ものではありません。型を取ったときから時間が経てば経つほど口の中の形が変わっていくのに、入れ歯はそんなに変化しません。だから合わなくなってくるのです。大きなトラブルを避けたい方は、お口のメインテナンスのために定期検診を受けるようにしましょう。
入れ歯でお悩みの方へ
入れ歯に関するご不安やご質問がございましたら、いつでも、まえだ歯科クリニックにお気軽にご相談ください。補綴専門医として、患者様の生活スタイルに合った最適で現実的な入れ歯治療をご提案いたします。
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